今回の研修旅行では、博多と大分を巡った。
初日は各々が福岡の街を自由に歩き、博多小学校(シーラカンスK&H)を特別に見学させていただいた。子どもの活動を制限しない、のびやかな空間構成に、設計の確かさと教育建築としての素晴らしさを強く感じた。
二日目はワイナリーや湯布院を楽しみ、昼には郷土料理を味わいながら、大分市内のアートプラザや大分県立美術館OPAM、大分市立美術館などを巡った。夜は別府温泉で一日の疲れを癒した。竣工から10年が経つOPAMには多くの市民が訪れており、その親しまれ方に驚かされたが、磯崎建築の力強さは今なお色褪せることなく、建築が持つ普遍的な力を改めて実感する一日となった。
最終日に訪れた風の丘斎場は、時間や人の思いを静かに包み込むような佇まいで、深い感動を覚えた。昼食に海鮮を味わいながら中津や杵築の町を歩き、その後大分空港から羽田へと帰路についた。
短い日程の中で多くを巡る研修で、多少忙しくはあったが、参加者から多くの喜びの声をいただき、開催して本当に良かったと感じている。
「見ること」「感じること」の大切さ、それを共感する悦びを実感する旅となった。
研修委員 三木
